相続対策ブームは相続税の大増税だけが理由か

なぜ相続対策がブームになっているのか?

納税は国民の3大義務の一つ。わかってはいますけれど、やっぱり払いたくないのが国民の本音ですよね。つい先日そんな税金の一つ、相続税が大改正されました。内容的にはほとんど大増税なので、改正前後から資産家はもちろん、そうでない人たちまで相続対策に乗り出しました。ではなぜ今まで相続税と無縁と思われていた人たちまで相続対策などするようになったのでしょうか。

基礎控除額の大幅な減額が大きかった

 まずもっともインパクトが大きかったのが基礎控除額の大幅な減額です。改正前は5,000万円+1,000万円×法定相続人の数、という計算式だったのが改正後は3,000万円+600万円×法定相続人の数、と4割ものダウンですから、課税対象となる人が増加しますし、元々課税対象だった人は納付税額がアップします。

相続争いが頻発しています

 また相続税がかかるかは別として相続争いが増えたのもあるでしょう。一番身近で多いケースとして、財産がマイホームだけだった場合です。このとき相続人が複数いれば奪い合いになりますね。ただこれも少し対策をしておけば争いは防ぐことが可能です。人間同士ですから対策をしておけば100%大丈夫、とはいきませんが争いに発展する可能性を低くすることはできます。ちなみにこの場合は生命保険をかけておくことが対策になります。仕組みはこうです。

不動産相続対策は生命保険が有効

 生命保険の被保険者を自分、受取人をマイホームを渡したい相手に指定しておきます。そうすると相続が発生したときにマイホームを相続した人間がそれ以外の相続人に受け取った生命保険金を渡すことで不公平感を無くす、というものです。生命保険金は500万円×法定相続人の数までは非課税なので、良く使われる対策です。
 他にも不動産を使ったり資金贈与など相続対策はいろいろありますが、やるなら早めに手をつけましょう。認知症でボケてから、死んでからでは何もできませんから。